みなさんこんにちは!
ナースマンきょそです!
本日は『看護師』見直し隊の隊長として夜勤について少し書いていきたいと思います。
夜勤とは
夜勤には2種類あります。
1つ目
何か問題が発生した時にだけ呼び出される夜勤です。夜勤要員としてその場に待機しておいて、何かあれば呼び出され、必要な仕事をするということです。当直と言った方が正しいのでしょうか。このメリットは、何も問題が発生しなければずっと寝ていられるというところです。もしくは溜まった仕事をしたり、ゆっくり過ごす事もできます。寝当直と言ったりもしますか。
2つ目
看護師のように常に起きていて仕事をしなければならない夜勤です。仮眠時間はありますが、短すぎてほぼ意味はありません。夜から朝までの間、休む間も無く働き続けることとなります。暇な時間も起きておかなければなりません。
この2つがあるということを、覚えておいてくださいね。
どちらも楽な仕事ではありませんが、眠れるときに眠っておくことが出来ないという夜勤は本当につらいもの。
夜勤の限界
夜の病棟は静かだというイメージがあるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
なぜなら、常にナースコールがなりい響いているからです。
そのような中、
50人近くの患者を3人の看護師で看ています。
しかも、1人が仮眠中は看護師2人になります!
普通に考えればあまりにも少ない人数。夜中にナースコールが鳴り響いている中、この人数には限界があるでしょう。しかし、これが当たり前のように日本中で行われているのです。自分が患者であれば、こんな危険な病院に命を預けるのは不安です。
看護師の受け持ち患者が増えるに従い、患者の死亡率が上がるという研究結果もあるようです。
この人数で夜勤を行わなければならないので、看護師1人にかかる負担もかなり大きいでしょう。このようにして、看護師は知らない間に自分の命を削っているのです。
なぜ夜勤者の人数は増やせないのか
さあ、ここが問題です。
実際のところ、看護師の人数が増えることによって看護師1人1人の負担はかなり減ります。看護師だけでなく、患者の死亡率も下がることでしょう。
それなのにどうして増やすことが出来ないのか…
それは…
お金の問題です!!
医療費、人件費、国の予算…
現代の日本では平均寿命が延びており、それだけに病気になる方も増えています。
患者の数が増えているのに、看護師の数を増やさないっていうの、変な話ですよね。
お金の問題で無理と言われれば、仕方ないことかと思いきや、私はそれではダメだと思っています。
そこをどうにかしないと!!そこが大切でしょ!?
長時間労働
夜勤というのは大体2日分の労働時間です。病院にもよりますが、14時間~18時間の労働です。
これもまたありえない長さ。
日にちをまたぐので、2日分働いているということにされていますが、仮眠時間の短さと、身体的、精神的苦痛を考えるとかなり過酷です。
看護師はうまいこと騙されています。
もっと仮眠時間が長ければ、身体的、精神的な負担も減るんですが…。
そのためには看護師の人数を増やさなければいけませんよね。
うん、解決は程遠い。
夜勤問題はなかなか解決しそうにありません。
ただ仕方ないで終わってほしくはないですね。
『看護師』見直し隊第2回は夜勤についてでした~!
本日もナースマンノートを読んでいただき、ありがとうございました!!
では、また~!