医師にはそれぞれ専門の科があります。
例えば、心臓血管外科、消化器外科、循環器内科、泌尿器科、産婦人科、小児科などなど。
自分の科の専門外のことは、他の科の専門の人に診察や検査を依頼します。
もちろん専門の人に見てもらう方が、自分が患者の立場だったらそっちの方がいいなと思います。
そりゃそうですよね!
なんでそのような話をしたかというと…
看護師にはそういったことがあまりないから。
最近では、専門看護師、認定看護師などの専門性を持った看護師が出てきています。
しかしそれはほんの一部。
私たち看護師は、同じ科に長くいることはあんまりないんですね。
同じ科で長年働くと、大体異動の話が出てきます。
それは、「他の科に異動する」ということ。
確かに長年いると、お局になったり、そういった面ではいいことはあまりないかもしれません。
一般的に、今の看護師に求められているものは
『広く浅く』学ぶということ。
いろいろ経験して、知識を増やすことが求められているのです。
例えば、
私の勤務先の病棟では、ストーマケアを行うことは年に1度あるかどうかです。あるとしても、たまたまそういう患者が入院してきたということです。
それなのに、全員ストーマ管理をできるようにならなければいけない、といったスタンスです。ちなみに、消化器病棟ではありません。言ってしまうと、専門ではないということ。
もちろん知識を持っていることは非常に良いことであると思います。
しかし、全員に強要させることに少し疑問を感じる今日この頃。
やはりそのことに関する専門は、消化器の知識を持った看護師です。
そしてなんと、年に1回ストーマケアの勉強会をさせられます。
それはいいんですが、年に1回見るか見ないかのことの勉強会をしても、それを実践する頃には忘れています。
しかも勉強会も年に1回。病棟で実施しているだけ。
管理をするときに合わせて行われるわけではありません。
勉強することはすごく良いことであると思いますが、
「年に1回勉強会をしているんだから専門外の病棟でも管理できるだろ。」
といったスタンスはおかしいのでは?
そんな簡単なものなのであれば、専門の看護師なんていらない。
困ったときにコンサルトして、専門の人に診てもらうことが大切だと思う。
ちょっと長くなってしまいましたが、
看護師にも専門性が必要なのだと言いたかったのです。
わからないときは専門の人に相談する。
餅は餅屋ということです。
浅い知識で中途半端に患者のケアを行うことに疑問を感じます。
他の専門科のことに首を突っ込む前に、自分の勤務している科の知識を深める必要がある。
全ての科の知識を知ることは相当難易度が高いでしょう。
わからないことは専門の人に相談し、自分はできることをすることが大切なのだと思います。
浅い知識のみで、全部自分たちでやろうとするのはよくありませんね。
何のために異動させているのか、そういったことも考えているのでしょうか、疑問だらけですね。
今日の記事はちょっとまとまりがありませんでした💦
少しでも伝わっていれば幸いです☆彡